「繰り返し処理」って難しそうだけど、初心者に出来るかなー
「For~Next」文は繰り返し処理を行う構文の1つです。
これを使いこなせれば効率が何十倍にも上がり、使える人と使えない人には大きな差が出てきます。
しかも、使い方は簡単でポイントを押さえれば初心者の方もすぐに使えるようになるので、「For~Next」文を習得して差を付けましょう。
「For~Next」とは?
「For~Next」とは繰り返し処理で、「回数を指定」して「ある区間」を繰り返し実行する処理になります。
イメージしやすいように、下記の図を参考にすると「1~10回」「腕立てと腹筋」を繰り返し実行するという処理になります。
このように「回数」と「区間」を指定するだけで繰り返し処理が可能になります。
他にも「Do While ~ Loop」や「Do Until ~ Loop」など繰り返し構文はありますが、よく使うのは「For~Next」文なので、初心者の方は「For~Next」文だけ覚えて頂ければ問題ありません。
「For~Next」の書き方
基本的な「For~Next」の書き方は以下のようになります。
①「For カウント変数」:Forのあとにカウント変数という変数を設定します。カウント変数は何でも構いませんが、一般的には「 i 」や「 x 」をカウント変数として使用する事が多いです。
②「開始値 to 終了値」:開始値から終了値を決めます。数字は繰り返す回数や処理をするセルの範囲によって異なります。10回繰り返したいのであれば「1 to 10」、セルの3行目から10行目までを繰り返したいのであれば「3 to 10」というように設定します。
③「処理を書く」:Cellsを使って繰り返し処理を行うときはCellsにカウント変数を入れるようにしてください。
④「Next」:最後にNext カウント変数と書くことで、「For ~Next」の区間を指定した回数だけ繰り返して処理してくれます。
Cellsを使った「For~Next」で効率UP
「For~Next」文は工夫次第で様々なことが可能になります。
特にCellsプロパティを使って繰り返し処理を行うことで、計り知れない効率化が期待できます。
そして、コードを書けばボタン1つで実行するマクロが組めます。
下記の例は、2021/1/1~12/31までをA列に入力するマクロです。
Stepを使ってFor~Nextのカウントを増減する
「For~Next」の中にStepを入れると、カウント変数を自由に増減できます。
Stepを使ったFor~Nextの書き方は以下のようになります。
このようにStepを使うと、カウント変数の数字を飛ばして繰り返すことができます。
また、マイナスを使うと減少させることもできます。
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